2015年9月21日月曜日

手描き友禅 染名古屋帯「西洋歌留多」のおすすめコーディネート

秋を感じる青空の下、工房にそよぐ風には金木犀が香っています。
来月10月2日(金)~4日(日)に青梅工房で開催する展示会も間近になりました。

今回は展示会でご覧いただける染帯と小紋を一足先にコーディネート形式でご紹介いたします。

無季節で3シーズンお締めいただける「西洋歌留多」を題材にしたモダンな染名古屋帯に、着尺小紋を3着ご紹介します。染帯が映える組み合わせをお楽しみください♪


染名古屋帯:「西洋歌留多」紋意匠 濃緑地 作者:信子
着物:西陣織 大原紬 十字絣 濃茶地
手描き友禅
まず初めは多くの方に馴染みのある紬着物との組み合わせです。
着物は濃い茶地に小さな十字絣模様がモダンな印象の紬です。
暖色系の地色と素朴な風合いの紬着物に紋意匠生地を寒色系に染めた帯の組み合わせです。地色だけでなく質感の対比もお楽しみいただけます。

手描き友禅


続きましては当工房にて制作した手描き蝋纈(ろうけち)染めの縞小紋とのコーディネートです。

着物:手描き蝋纈(ろうけち)小紋 「縞」 藤紫地 作者:信子
縞小紋
専門店でも目にすることの少なくなった総手描きの縞小紋です。全ての縞模様を一人の作者が一本づつ手描きしています。
帯の見栄えを考慮した控えめな色彩の縞模様です。奇をてらわずとも遠目からさりげなく人目を惹きつけることができるのは、手描きの表現力によるものです。

手描き友禅



こちらも当工房にて制作した手描き蝋纈(ろうけち)染めの手描き小紋とのコーディネートです。

着物:手描き蝋纈(ろうけち)小紋 「宝石ちらし」 黒地 作者:淳策
ロウケツ染め
まさに洋風柄の染帯にぴったりの手描き小紋です。市松模様がダイヤ型に織り込まれた紋意匠生地に色とりどりの宝石模様が散らばっています。
宝石模様は蝋による手描き表現です。黒い地色が無作為に蝋に浸透することで生まれる色彩の表情は印刷物では再現できません。
手描きの表現力はただの点であっても、やはり遠目から人目を惹きつけるものがあります。

ロウケツ染め

ロウケツ染め

今回ご紹介したコーディネートは10月展示会にて、現品をご覧いただくことができます。
また、作品の詳細につきましては、どうぞお気軽に工房へ直接お電話(0428-76-2836)にてお問い合せくださいませ。


展示会の会場は制作現場でもある青梅市の腰原きもの工房です。100点近くの手描き友禅による着物・帯作品を展示いたします。工房主催の展示会です。ご興味の方は秋の奥多摩渓谷へご観光がてら、ぜひ遊びにいらしてください。ご観覧のみも大歓迎です。入場料も無料です。

展示会のご案内状をご希望の方はどうぞお気軽にこちらの↓
ご案内状お申し込みフォーム(パソコンからのご利用)
ご案内状お申し込みフォーム(携帯電話からのご利用)
をご利用くださいませ。

※お客様の個人情報は腰原きもの工房にて大切に管理し、他の小売店や業者さんには一切譲渡いたしません。どうぞご安心くださいませ。


展示会の詳細はこちらをご覧ください→腰原きもの工房展示会の詳細

友禅着物展示会


にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

ファッション(着物・和装) ブログランキングへ